海外大学の授業で「Office Hours(オフィスアワー)」という言葉を聞いて、どんな場所なのか迷っている人は多いと思います。先生や TA が決まった時間に質問を受け付ける時間のことですが、実際に行くとなると、何を持っていけばいいのか、英語でどう切り出せばいいのか不安になりますよね。
私も英語で授業を受けていた時期があり、Office Hours に行くかどうかを何度も迷いました。この記事では、「質問の準備」と「英語での聞き方」の考え方を、私の経験をふまえて整理します。
Office Hours は何のための時間か
Office Hours は、授業で分からなかった部分を個別に確認するための時間です。ここで大事なのは、答えをもらうことそのものより、授業内容を自分の頭で組み直す手助けをしてもらうことだと私は感じています。
日本の大学の感覚で「先生に聞けば答えが出る場所」と思って行くと、少しずれてしまうことがあります。逆に言えば、どこでつまずいているかを言葉にできれば、Office Hours は一気に役立つ場になります。
行く前に決めておくこと
1. 授業のどこで止まったかを確認する
まずは講義ノート、課題、教科書を見返して、どの段落・どの式・どの概念で理解が途切れたのかを探します。範囲が広いと、先生も何から答えればいいか迷ってしまいます。
2. 質問を一文にまとめる
「全部わからない」は、先生にとって情報がほとんどない言葉です。たとえば「この式のどの変形で、この項が消えたのか知りたい」のように、一文で言えるところまで絞り込みます。
3. 自分が考えた過程を用意する
どこまで自分で試したかを説明できると、先生は正しい場所から説明を始めてくれます。計算の途中式や、思いついた仮説をメモしておくだけでも十分です。
英語で聞くときの組み立て
英語が第二言語だと、完璧な文を作ろうとして話すタイミングを逃しがちです。私も最初はそうでした。大切なのは、文法の正確さよりも「何がわからないか」が相手に伝わることです。
流れは次の三つで考えると楽になります。
- 今いる場所を伝える(「I'm stuck on ...」)
- 自分の理解を短く言う(「I think ... because ...」)
- 確認したいことを一つだけ聞く(「Could you explain why ...?」)
完璧な表現を覚える必要はありません。短いフレーズをいくつか持っておくだけで、会話はずいぶん楽になります。
聞き取れなかったときの対処
先生の説明が早くて聞き取れないことは、英語で授業を受けていればよくあります。そのときに「OK」と言ってしまうと、結局わからないまま帰ることになりがちです。
「Sorry, could you say that again more slowly?」や「Could you write that down for me?」のように、正直に頼んでいいと考えておくと気持ちが楽になります。板書や画面を指さしてもらうのも有効です。
答えをもらったあとにやること
Office Hours は行って終わりではありません。もらった説明をその場でメモし直し、同じ問題を自分で解き直すところまでがセットです。次の授業や課題で同じ疑問が出てきたときには、前より短く、具体的に質問できるはずです。
最後に
Office Hours は、準備さえしておけば英語が完璧でなくても使える場所です。まずは一つ、具体的な質問を用意することから始めてみてください。
具体的な手順や例は note の記事で詳しく書いています。