海外大学

理系の持ち込み可テストでチートシートが役立つ作り方と配置のコツ

2026年10月29日・3 分で読めます

「持ち込み可」の試験が難しい理由

海外の大学で理系の科目を取ると、中間試験や期末試験で「A4の片面に手書きのメモを1枚持ち込んでよい」という条件に出会うことがあります。最初に聞くと、教科書を見ながら解けるので楽そうに感じるかもしれません。

ただ、英語で授業を受けている人にとっては、この条件はむしろ準備の難しさが増す形になります。試験時間は限られていて、メモを探す時間そのものが失点につながるからです。書き込んだ内容が多くても、いざという場面で目的の情報にたどり着けなければ意味がありません。

筆者も日本の大学を休学したあと、コミュニティカレッジを経てUCLAに編入し、英語で一から理系の授業を受けてきました。そのなかで感じたのは、試験の成績を分けるのは知識の量よりも、迷わず必要な情報に当たれるかどうかだということです。

まず「外に出す」ものと「頭で解く」ものを分ける

チートシートに何を書くかを決める前に、試験で必要になる内容を二つに分けておくと作業が楽になります。

  • 覚えていなくても困らない情報:公式の形、定数の値、よく使う変換式など
  • 覚えていないと解けない情報:どの公式を選ぶか、問題文のどこに着目するか、途中の論理の組み立て方

前者はシートに置いてよいものです。後者はシートに書いても役に立ちにくく、「書いてあるから大丈夫」という安心感が、考える練習を減らしてしまいます。チートシートは頭の代わりではなく、頭の負担を減らすための補助として捉えるとよいでしょう。

問題集を「型」にまとめてから1枚にする

いきなり教科書を写し始めると、情報が多すぎて1枚に収まりません。そこで、過去問や演習問題を解く前に、問題を「型」として分類することをおすすめします。

たとえば物理であれば、「エネルギー保存で解く問題」「運動量保存で解く問題」「対称性を使う問題」のように、解き始める最初の一手で分けます。同じ型の問題が何度も出てくることに気づけば、その型で使う式と手順だけを1行にまとめれば足ります。

この作業の利点は、シートの量を自然に減らせることです。全部を書こうとせず、何度も使う型だけを残すので、試験中に探す範囲が狭くなります。

試験中に一目で見つけられる配置

内容が決まったら、配置を工夫します。試験中は緊張していて、細かい字は読みにくくなります。次のような点を意識すると効果的です。

  • 文字は大きめに書き、行間を空ける
  • 見出しを型の名前にして、左上から順に並べる
  • 式は囲みで区別し、変数の意味を一言添える
  • 余白を残し、後から書き足せるようにする

特に見出しは、問題文を読んだ瞬間に思い浮かぶ言葉にすると探す時間が短くなります。英語が第二言語の場合は、英語の専門用語で見出しを書いておくと、試験問題の表記とそのまま照らし合わせられます。

作ったあとに確認すること

シートができたら、そのシートだけを使って過去問を解いてみてください。ここで手が止まるなら、シートの中身が足りないか、探しにくい配置になっているかのどちらかです。どこで止まったかを記録し、その部分だけを直すと改善が効率よく進みます。

また、シートを作るほど安心して練習量が減るという点にも注意が必要です。作成そのものを勉強と取り違えず、シートを使いながら問題を解く時間をしっかり取ることが大切です。

まとめ

持ち込み可の試験で点を取るために必要なのは、情報を大量に書くことではなく、迷わず使える形に整えることです。外に出してよいものと頭で考えるべきものを分け、問題を型でまとめ、見つけやすい配置にする。この3つを意識すると、シートは試験中の強い味方になります。

具体的な手順や例は note の記事で詳しく書いています。

この続きは、note で詳しく

具体的な手順や例は、note の記事にまとめています。

note で読む →